Lesson4:記念レースと一般戦

ここまでで、基本的なデータの読み方と、そこからの舟券戦略がわかったことと思う。 最後は、レースグレードにおける選手データの読み方について見ていこう

A1クラスなどの上位レーサーになればなるほど、記念レース(G1)やSGといった上位グレードの レースの斡旋を受けることもあれば、一般戦を走ることもある

こうした中で、例え勝率が非常に高かったとしても、一般戦しか走っていなければ、 格下を相手に勝利を重ねているだけである。 一方、G1/SG常連の選手で勝率が高ければ、上位クラスの中でもさらに上位、 トップレーサーと言って良いだろう。

そういったデータを、進入コース、レースグレード別に見ることができる

さっそく、例題に移りたい。以下のレースの結果を予想できるだろうか?


予想はできただろうか?
単純に数字やネームバリューだけ見れば1-21-4あたりが本線だろうか
もしくは、INが信頼できなければ2-14-1あたりも視野にいれるだろうか?

G1/SGと一般戦の差に注目

察しの良い方なら既にわかったかもしれないが、レース評価ページの「コース別着順率」と「決り手」はすべてのレースを対象としたデータと G1/SGの上位グレードレースのみを対象としたデータの2つに分けられている


レース分析の「G1/SG限定」の項目を見て頂きたい

1号艇のIN1着率は全レース平均で83%と非常に高く、G1/SG以上でも69%とかなり信頼の置ける確率を持っている。 2号艇は一般戦では2着率が非常に高いものの、G1/SGに入ってくるとあまり目立たない程度。 3号艇に至っては今節が初出場、または少なくとも過去6ヶ月以内には一度も記念以上のレースに出走していない。 当然勝率も0%であることから、一般戦の勝率がいくら高かろうとも、かなり割り引いて見る必要がある。 続いて4,5号艇もそこそこの勝率を持ち、6号艇は大した勝率ではない。

注目すべきは5号艇の勝率である
このレースにおいては1着率、2着率共に2号艇、4号艇とほぼ同じぐらいの勝率を持っている

そうなると、このデータから本線と考えられるのは1-21-41-5 であることがわかってくる
ポイントは1-5が同確率で発生する、という点だろう

更に見ていくと、このデータからは3号艇、6号艇が3連単に絡む可能性は非常に少ないことが分かる
6コース平山智加の3着率は少し気になるが、それより前に4コースの山口剛が2着・3着率共に高い数字であることから
少なくとも4号艇が連から外れることは極めて少ないだろう、と予測できる

このデータから考えられる買い目としては

1-2-41-2-5
1-4-21-4-51-4-6
1-5-21-5-4

の7点だろう

1-21-5の時は4号艇が確実に3着には入るので1-2-61-4-6 という目は考えにくい。唯一1-4の時は、3着に6号艇の可能性もあるためにここだけ3点となる

レース結果

結果としてこのレースは1-5-4で、5,220円というIN逃げにしてはかなりの配当であった
データを見ればほぼ4艇で走るも同然のレースで、この倍率を、わずか7点で仕留めることができた
単純に均等に勝っていたとすれば

投資額:1,000円×7点 = 7,000円
払戻額:1,000円×52.2 = 52,200円

となり、7倍近い金額になって戻ってきたことになる
展示や、選手のことを知りすぎてしまうと、その先入観からついつい買い目が多くなってしまうかもしれないが こういった詳細なデータがあれば、そういった先入観に悩まされる心配はなくなる

いよいよ実践!

ここまでで、当サイトが公開しているデータの読み方を一通り見てきた

レース分析は、毎晩更新を行っているために、翌朝には当日レースの詳細データを確認することができる。 実際にはより多くの情報を掲載しているので、使い方次第で的中率を飛躍的に向上させることができるだろう

ぜひ、今後の舟券戦術に活用して頂きたい
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また、ボートレース・ラボでは、このように分析されたデータを元に、その日の狙い目レースをお知らせする「鉄板サーチ」を提供している。 この「鉄板サーチ」では、当日開催されているレースの中から、自動的に「INの強いレース」や 「大穴が飽きそうなレース」を判別し、それに見合った「買い目」を表示してくれる

詳細はログイン後に「鉄板サーチ」をご覧頂きたい